2012年8月25日土曜日

人は呼吸したとおりの人になる-カラダへの影響2

前回に引き続き、今回も呼吸に焦点をあてていきます。

カラダに取り入れた有機物の燃焼に必要な酸素の取り入れと、燃焼後に生じた二酸化炭素の排出としての呼吸の重要性は、すんなりと受け入れることができます。
つまり、酸素と二酸化炭素を十分に交換できないような浅い呼吸をしている人は、健康状態も悪く、エネルギーも低下している人が多いというくだりです。

が、この呼吸、単なる空気の入れ替え以外に、もしかするともっと大切な役割があるようです。それは、
  • 生命体としてのカラダがもつ「循環」や「リズム」を促す
というもの。

今度は、フルフォード氏が行ってきた治療に感激したワイル博士の本に耳を澄ませてみます。 (「ワイル博士のナチュラルメディスン」から抜粋)

消炎剤と抗生物質の大量投与をしても尚、中耳炎の再発を繰り返すこどもたちを「薬の投与もなく、しかも一回の治療」で次々に直していくフルフォード博士。なぜ治るのかと質問したことに対して、フルフォード氏は以下のように答えたそうです。
再発性中耳炎の隠れた原因は、浅い呼吸によって起る中耳の体液貯溜にある。呼吸運動が機械的なポンプ作用をしてリンパ液の循環を促しているので、呼吸運動が制限されると耳の中が体液で湿気を帯び、細菌にとって格好の繁殖場になるのだ。(中略) 最近は薬で全滅させることもできるさ。だが、浅い呼吸という隠れた原因を放置しておいたら、細菌はきっと戻ってくる
このコトバを聞きながら、私は、カラダだけでなく、生命の母でもある「大地」にも言えることかもしれないと思いました。
たとえば農場に「害虫」が大量発生した場合。現代の農業技術では、農薬という「薬」でこれらを全滅させようとします。しかし、大量に発生した根本原因から目をそらせたままだと、害虫はきっと戻ってきます。しかも、農薬耐性という新たな力を備えて。そうして、大地に住むたくさんの有用微生物は農薬で死に絶え、大地も枯れ果てていくのです。

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